時事

推定無罪を知らない愚かな検察審査員

ブログなどの反応 ネットニュースで面白かったのは、牧野聖修国会対策委員長代理辞任のニュースでした(asahi.com)。牧野本人は上手いことやったとドヤ顔なのかもしれません。しかし、このニュースは、簡単に小沢を切れない民主党執行部の姿を如実に表して…

検察審査会の小沢氏強制起訴に反対する

強制起訴について ついに恐るべき議決がでました。そもそも小沢氏の秘書3人に対する起訴に対しても疑惑がもたれるし、小沢氏に関しては同様の捜査が行なわれているにもかかわらず不起訴になった経緯があります。 以下に、第1回の起訴相当議決に関するもの…

日本は、もう一度負けるべきなのかもしれない

畏兄田中さんによるブログ『世に倦む日日』(http://critic6.blog63.fc2.com/)の2010年9月27日の記事は「前原誠司による重大な国益損失 - 小沢内閣による収拾以外策なし」という見出しでした。日本は靖国からの戦犯分祀、国立追悼施設の建設、両陛下の南京…

尖閣諸島における中国漁船拿捕事件と村木厚子事件の黒幕

今日のCS『愛川欣也パックインジャーナル』(http://asahi-newstar.com/web/01_packin_journal/?cat=18)は元検察の郷原信郎弁護士を、田岡俊次さんと二木啓孝さんが囲む布陣で、内容のあるものでした。ほかにも内田誠さん、荻原博子さんがバックアップし…

2010年民主党代表選挙結果のお詫びとその後の日本政治

島本さん、ブログを読んできてくれた皆さん、ごめんなさい。2010年9月14日の民主党代表選挙は菅直人の勝利で終わりました。国会議員票200対206での小沢一郎氏の敗北でした。すべて私の読みの甘さの結果です。「選挙は箱を開けるまでわからない」というのが小…

もう菅首相を語る必要はない

なぜなら、小沢首相以外に日本の現状を救う政治家はいないからです。小沢が勝つ以上、菅の将来を語る必要はありません。 菅直人首相が今日まで為替に全く介入できていないのは、「アメリカとヨーロッパが共同で仕掛ける日本経済叩きを拒否できないから」と見…

鈴木宗男氏の上告棄却について

社民党福島瑞穂党首の「次の国会では、いずれの民主党代表候補者が勝とうと、政治と金の問題と普天間の問題を追及する」という発言には、思わずのけぞってしまいました。 普天間問題の見直しに言及しているのは小沢氏だけです。それにもかかわらず、マスコミ…

小沢一郎という希有な政治家

旧来の小沢イメージ 小沢一郎は不思議な政治家です。旧来のイメージは政治を陰で操るフィクサーであり、田中角栄、金丸信直系の金権政治家でした。こうしたイメージは自民党を離党した時も、細川内閣を崩壊させる消費税提起の時も、変わりませんでした。僕自…

民主党代表選挙について

『パックインジャーナル』 先週の土曜日、9月4日に放送されたCSアサヒニュースターの『パックインジャーナル』では、山田厚史(AERAシニアライター)が、「事ここに至れば、小沢氏の破壊力を官僚支配打破のために使う方がいい」として、小沢氏の支持を打…

民主党党首選候補者討論会+1

マルクス・エンゲルス全集 2作者: カール・マルクス,フリードリヒ・エンゲルス,石堂清倫出版社/メーカー: 大月書店発売日: 1960/04メディア: 単行本 クリック: 134回この商品を含むブログを見る 真相はこうである。イギリスの工業独占がつづいていたあいだは…

民主党党首選挙立候補者記者会見

本日、9月1日午後4時から5時にかけて1時間NHKで生中継された民主党党首選挙の立候補者記者会見は、非常に見ごたえあるものであった。 今後TVニュースや新聞などで、この内容が要約され、その過程で菅を応援するかたちに内容が書き換えられるだろう。そ…

日本の民主主義は最大の分水嶺を迎えた

8月30日である本日、鳩山元首相は菅・小沢会談を設定すべく動き出した。この会談は日本の戦後民主主義を生かすか殺すかの最大の分水嶺となるだろう。 もし小沢氏が菅の脅しに屈するなら、官僚・マスコミを抱き込んだ、あるいは操られた、菅=仙石の官僚ファ…

小沢氏の民主党代表選出馬を支持する

今朝、小沢氏が民主党代表選への出馬を決意したことを政治的に近い議員へ明かしたというテロップがテレビに流れました。いま鳩山前総理がその内容を認めたと報道されました。私は、この出馬を支持します。 そもそも、鳩山=小沢政権を終わらせたのは、国家高…

パック・イン・ジャーナル

今日のパック・イン・ジャーナルで2つ面白い話がありました。 1つは民主党参院での敗北分析。 まず、民主+自民で95議席、諸派で11議席、社会+共産+公明で15議席という予想は当たったことをテレビ朝日コメンテーターの川村晃司が指摘しました。民主、自…

総括・2010衆院選挙とその後の日本政治

星に託した願いは届かず、選挙の結果は最悪で、消費税増税反対派の勢力は惨敗を喫した。国共社3党は改選前10議席から半減の5議席へ。増税賛成派の民自2党は改選前92議席から95議席に伸ばし、たち日と改革を合わせれば97議席を獲得。消費税増税に…

参院選・本当の争点は、児童手当、高校無償化、高速道路無料化、後期高齢者医療制度廃止、年金制度の一元化、天下り法人廃止などをやめるのか、である。

朝日新聞の今朝の一面見出しはひどかった。「民主党に審判」である。そして「消費税問題」である。メディアによる操作である。問題を矮小化している。 本当の問題はそこにはない。本当の問題とは、もし民主党・国民新党の連合政府が過半数を取れなかったら、…

みんなの党は八ツ場ダム建設推進派−消費税憎しでみんなの党を支持する奇怪

昨日の『日刊ゲンダイ』2面は、天下り批判1点攻めのみんなの党が、実は比例区で八ツ場ダム建設推進派の上野宏史を擁立している事実を報道しています。 「みんなの党は群馬を拠点とする比例代表候補として、上野宏史氏を擁立しました。実は彼の義父は八ツ場…

シングル・イシュー選挙の危うさ

何か消費税にとらわれているあいだに、参院議員選挙は明後日に迫った。これって何かに似ているよなと既視感を感じていたのだけれど、小泉郵政選挙の時と同じだと思いいたった。そこで、急遽、今日のブログを追加することにした。 そう、以前このブログでも議…

参院選挙(その2)−民主党の過半数獲得で政権交代の仕上げを!

いま、日刊ゲンダイをオンライン購読しています。毎日買うならオンラインの方が若干安くなるのがその理由です。 休刊日である日祝日、年末の数日を除く、毎日午後5時以降に、全面広告以外のページがPDFで配信されています(http://gendai.net/)。 昨日の『…

参院選挙

7月11日投票の参院銀選挙の投票先を決めました。東京の有権者の私は、選挙区は共産党の候補、比例区は社会民主党に投票する予定です。選挙区に関しては、共産党の候補者が定員ギリギリを競うと予想してのことです。もちろん民主2候補の当選を前提としての行…

2020年の日本政治と電気自動車

菅首相の消費税10%議論の開始について、これが議論だけならいいけど、参院選挙での民主党の勝利によって、消費税の10%引き上げを有権者が認めたと思われたらたまらないというのが、民主党支持者の正直な気持ちなのではないでしょうか。 とすると投票行動は…

鳩山、小沢の辞任と菅内閣の発足

1週間ほど旅行して帰ったら、鳩山民主党党首と小沢幹事長が辞任した直後だったので非常に驚いた。いくら支持率が低下していたとはいえ、これはありえない判断だと思った。なぜならこの辞任で喜ぶのは、検察を先頭とした中央政府の高級官僚、官僚と共通する…

小沢問題の本質は、自民・検察・マスコミの癒着=腐敗である

今日は休みだったので秋葉原に行ったのだけれど、この茶番劇は何なのだろうといささかいやになった。僕自身も、少し詳しく考えてみたのだが、やはり基本にあるのは徹底的な胡散臭さなのだと思う。それは何かといえば、追求するTV、大新聞、自民党の側の問…

小沢報道(その2)+普天間移転前にすべきこと

土曜日の「パックインジャーナル」に元検察の郷原さんが出ていて、小沢問題の概要を知ることができました。簡潔に書くと、小沢は政治団体名義の土地を買うために銀行から融資してもらった。しかし、その融資の前に、自己の資金で土地を購入し、銀行の融資は…

小沢報道について

拷問は決して使用されてはならない。苦痛になれた罪人は容易にそれを乗り切るだろうし、無実の者は神経が鋭敏であるために何でも言ってしまう結果になり、誤って有罪の判決を下す結果になる。 −ベッカリーア『犯罪と刑罰についての考察』(1764年) :『デュ…

謹賀新年

昨年末と今年年初めほど心おだやかに過ごせたことは、近年ありませんでした。というのは、昨年9月の政権交代と都議選での与野党逆転のためです。 都政について言えば、政治を都民のためにするのではなく、石原本人とその家族の為にしか利用しない都知事の姿…

投票日の朝はビートルズで祝おう!

衆院議員選挙に行ってきました。小選挙区は有田芳生、比例区は社会民主党に投票し、最高裁裁判官は、那須と涌井を否認しました。 東京の空は午後1時半くらいからぽつぽつと小雨で、この天気が投票率にどう影響するか気になるところです。 同居人のRが24時…

板橋の反自公有権者は、有田芳生に結集せよ!

選挙まであと4日となって、民主優勢が伝えられているけれど、実際には当落線上で戦っている野党候補がたくさんいることも伝えられています。だから、板橋区の反自公政権の有権者は新党日本の候補者・有田芳生(ありた よしふ)氏に結集することを呼びかけた…

権力の番犬たち

総選挙まであと19日、僕の読んでいる朝日新聞でも、自民、民主両党のマニュフェスト比較が盛んに報道されています。でも、こんな比較は全く意味がないと思われます。その意味で、今日の『日刊ゲンダイ』と僕の主張は全く同じものです。 なぜなら自民党のマニ…

さあ、大掃除を始めよう!――今夏の衆院議員選挙に向けて

8月30日(日)に衆院議員選挙が決定しました。民主党の勝利は確定的ですが、それでも、いまだガリガリの自民党支持者や公明党支持者が存在する以上、僕らは自らの選挙権を行使せざるをえないと思います。 尼崎で立候補した田中康夫候補者には、早くも正体不…