2004-01-01から1年間の記事一覧

先日、2004年12月13日の日記で、左大臣さんによる僕の日記に対するコメントを同氏のサイトから転載したのですが、この転載に関して、著作権者でである左大臣さんの転載許可をいただいておりませんでした。ここに謹んで関係各位にお詫びするとともに、同転載…

ドラクエ休暇

年末になって仕事が忙しくなったのと、プライベートの時間がドラクエⅧに占有されてしまい、更新ができなくなっております。すいません!

倫理

「世の中で一番大切なものは何かと考えると、命だと思う」大学時代に友人が言った言葉だ。彼はその延長として、ゼミで戦争と平和理論の研究を始めた。 僕が死刑制度の廃止や戦争反対を主張するのも、それが根底にある理由である。生命はあらゆる可能性の源で…

イデオロギー

「正義が常に勝つとは限らない。しかし、正義は勝たねばならないのだ」(By早乙女博士、『スーパーロボット大戦MX』より) 「力なき正義は無力だ。しかし、正義なき力は暴力にすぎない」(同上) いろいろ名文句の多いゲームスーパーロボット大戦シリーズ…

メメント・モリ

香田さんの死の責任が小泉にあることに関する僕の説明は、いまひとつわかりにくかったかもしれない。 はてなダイアリーで2か所ほど同問題関連の書き込みを読んだのだが、ある人は香田さんのタナトスが原因なんだから、小泉に責任はない、という意見。もうひ…

『環』2004年夏号「『帝国以後』特集」

今やっと『環』2004年夏号の特集、『「帝国以後」と日本の選択』を読み終えた。 これは、全384頁の雑誌の255頁を使った膨大なもので、トッドのインタビューと今年1月に行われた彼の本に関するシンポジウム、同書に関する日本の識者の感想、フランスで行われ…

日本の未来:エマニュエル・トッド『帝国以後』に寄せて

■日中経済蜜月の中で踊るピエロ=差別主義者小泉・石原 エマニュエル・トッドの『帝国以後−アメリカ・システムの崩壊』を先日読み終えて、その解説として適当な『環−歴史・環境・文明』(藤原書店、2004年夏号)を今読んでいるのだが、その中に興味深い一文…

香田さんを殺したのは小泉である

香田証生さんが殺された。殺したのは小泉である。 なぜこう言えるかというと、今被災者が苦しんでいる新潟地震がある。目の前の被災者が死にそうになっている場合、レスキュー隊員が、彼らができる救助を何もせずに放置し、その被災者を死にいたらしめたとし…

エマニュエル・トッド『帝国以後‐アメリカシステムの崩壊』帝国以後 〔アメリカ・システムの崩壊〕作者: エマニュエルトッド,石崎晴己出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2003/04/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 57回この商品を含むブログ (58件) を見る

タイトルと関係のない話になったが、実は最近やっとエマニュエル・トッド『帝国以後‐アメリカシステムの崩壊』ISBN:4894343320。日本もアメリカ以後のことを、本当にまじめに考えなければならない時期になったと思ったからです。まさに欧州の春、ワシントン…

ベルリンの春、ワシントンの冬

小泉は何人殺せば気が済むのだろうか? これは再発したイラクでの人質事件を見て思ったことだ。今度は助からないかもしれないと思ったわけだが、イラクでの人質だけを言っているのではない。米軍に殺され、それを日本政府が隠蔽しているといわれている、日本…

日の丸・君が代

今日の夜、古い友人から電話があり、僕の住む板橋区にある高校、板橋高校と志村高校の「結果責任」の件で、どうしたんだと言う。だから説明してやった。「あれは、どう考えて都教育委員会がおかしい。なぜなら、日の丸・君が代法案が国会で審議されたとき、…

自己責任2

今朝の朝日新聞、土曜版?別冊にも、性懲りもなく自己責任を語るコラムが載っていました。ですからもう一度書きます。 ビートたけしもそうなのですが、こうした人質になった日本3人の自己責任を追及する言論に徹底的に欠けているのは、アメリカの対イラク戦…

ゲシュタポのようなアメリカ、特高のような日本

「われわれが力を行使しなければならないのは、われわれがまさにアメリカだからだ! われわれは不可欠な国家なのだ。われわれは頭を高く掲げており、よりはるかな未来を見渡せるのだ」ロバート・ケーガン、NBC, "Today" show, 1998年2月19日より(『来るべき…

マイクル・ムアコック、井辻朱美訳『真珠の砦』

「きみらはを恐れているのか」 「理性ある人間ならみなそうだ。に仕える者の夢を、私は恐れるね」アルナック・クレブは目を転じて、砂漠のほうを眺めやった。「エルワーと、それからあなたがたがと呼ぶあの地方には、総じて単純素朴な民が住んでいる。メルニ…

自己責任について+「テロに屈するな」理論の誤り

なんか新聞でも、ホームページでも、自己責任という言葉が頻繁に使われているけれども、イラク渡航者の自己責任を問うのなら、この戦争を「イラクは大量破壊兵器を隠している」「見つからないのは隠している証拠だ」と言って始めたブッシュとブレアの自己責…

最悪のシナリオ

以下は、昨年の衆院議員選挙の前に書いた空想政治小説です。こうならなければいいなと思って書いたのですが、事態はこの方向で動いているようです。 この選挙の焦点は、僕はイラク派兵問題だと思っていたのですが、万が一の可能性として、平和に米英両軍の占…

「テロに屈するな」論理の陥穽

今朝の朝日新聞朝刊に、同社コラムニストの船橋洋一氏が、個人的にはイラク戦争反対・自衛隊撤退派だが、と断ってから、「テロに屈することは、国家としての体をなくすこと」と書いていました。でも、この理屈って、よく考えると非常に矛盾しています。だっ…

攻めとしての小泉

前回、前々回の日記に書かなかったことを、一つだけ書きたいと思います。 それは、事態に動揺し政権を守ることに汲々する小泉ではなく、人質事件などはすべて織り込み済みとしての小泉のことです。 小泉の頭の中には、戦闘の予想される地域への自衛隊の派遣…

イラク人質事件

以下の日記は、昨日午前1時にホームページの日記に書いたものです。 少々疲れたので、これで代用します。 CSのニュースをCATVで見たのだが、朝日ニュースターの『パックイン・ニュース』はイラク日本人誘拐事件とイラク情勢全般について的確な分析をしてい…

人質事件に対する日本政府の対応に抗議

そんなわけで、今日、仕事が終わってから、首相官邸にひとりで抗議に出かけた。議員会館前で抗議している人たちから、日比谷野外音楽堂で集会とデモがあることを教わって、それに参加した。集会は4千人規模で、銀座、東京駅へとデモ行進をした。9時のデモ…

「福田=嘘つき」の次は「小泉=人殺し」

今この瞬間も人質になった日本人3人は、自衛隊撤退による自らの解放を待ちながら、イラクのゲリラ基地に閉じ込められている。 今回の自衛隊派遣の名目は、イラク人に対する復興援助であった。それなら民間人の命を犠牲にしてまで継続する理由はない。なぜな…

自衛隊の即時撤収を主張する

自衛隊は即時撤収すべきである。 民間人の命を懸けてまで行わなければならないイラク復興援助とは、自衛隊の派遣ではないはずだ。イラク占領当局に対するものではなく、イラク市民に対する援助であれば、自衛隊は必要ない。そして自衛隊ぬきの方が、より効果…

みなもと太郎ワイド版『風雲児たち』6〜8巻

昨日今日と、みなもと太郎さんのワイド版『風雲児たち』6〜8巻(リイド社・2002、ISBN:4845801728、ISBN:4845801736、ISBN:4845801744)を読みました。6巻は平賀源内の話で、あんな天才でもいろいろ悩むことがあったんだと、感慨がわきました。8巻の最後…

新選組占い

新選組占いをやってみました。 >アナタは伊東甲子太郎さんタイプ。 > >途中から入ってきて、いきなり参謀になった賢い人。 >でも賢くて、武道にも通じているアナタは少し調子に乗りがち。 >そんなアナタを慕う人たちは少なくありませんが、それが原因で…

月野定規『Naive』、『フラット37℃』、『妄想ダイアリー』

以下は成年コミックです。 ここで一言。非共産党左翼はポルノ全面解禁を要求する! 刑法を改正して警察は無駄な人員を政治汚職とか汚職の内部調査とかにまわしたほうが予算の有効活用であると考えます。閑話休題。 月野定規『Naive』(ビブロス・2001、ISBN:…

 塩崎雄二『一騎当千』7巻一騎当千(7) (GUM COMICS)作者: 塩崎雄二出版社/メーカー: ワニブックス発売日: 2004/03/25メディア: コミック購入: 3人 クリック: 6回この商品を含むブログ (12件) を見る

塩崎雄二『一騎当千』7巻(ワニブックス・2004、ISBN:4847034651)。『コミックガム』連載中のこのマンガは、三国志の英雄が現代の高校生としてよみがえって関東の学園の覇権を競うというマンガで、「爆乳、爆裂、ハイパーバトル」というのがキャッチコピー…

みなもと太郎『風雲児たち−幕末編』1〜4巻風雲児たち 幕末編1 (SPコミックス)作者: みなもと太郎出版社/メーカー: リイド社発売日: 2002/07/26メディア: コミック購入: 5人 クリック: 65回この商品を含むブログ (38件) を見る

以下はマンガです。みなもと太郎『風雲児たち−幕末編』1〜4巻(リイド社・2002〜2004、ISBN:4845801701、ISBN:484580171X、ISBN:4845801817、ISBN:4845801884)、同『風雲児たち』1〜5巻(全20巻、ワイド版、リイド社・2002、ISBN:4845801655、ISBN:4845…

小沼賢司『ユートピアの鎖−全体主義の歴史経験』ユートピアの鎖―全体主義の歴史経験作者: 小沼堅司出版社/メーカー: 成文社発売日: 2003/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

小沼賢司『ユートピアの鎖−全体主義の歴史経験』(成分社・2003、 ISBN:4915730417)。この本は、いわゆる社会主義国の独裁体制を、スターリン時代と、その死後の後期全体主義体制とに分け、その成立と維持の課程を分析し、ジョージ・オーウェルやアンドレ・…

藤原帰一『「正しい戦争」は本当にあるのか−論理としての平和主義』「正しい戦争」は本当にあるのか作者: 藤原帰一出版社/メーカー: ロッキング・オン発売日: 2003/12/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 47回この商品を含むブログ (48件) を見る

藤原帰一『「正しい戦争」は本当にあるのか−論理としての平和主義』(ロッキング・オン・2003、ISBN:4860520319)。この本は前から気になっていたのですが、はてなダイアリーでid:toni-tojadoさんが読まれていたのを見て、自分も買いました。 この本の一番の…

正井泰夫監修『東京−小さな隠れ名所』東京小さな隠れ名所作者: インターナショナルワークス,正井泰夫出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2004/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

本では、正井泰夫監修『東京−小さな隠れ名所』(幻冬社・2004、ISBN:4344004620)。これは以前からずっと寝る前に読んでいた本なのですが、散歩の参考本です。昨日は初めてこの本に載っている板橋と縁切り榎に行ってきました。近藤勇の墓を見学したついでに…