さあ、大掃除を始めよう!――今夏の衆院議員選挙に向けて

 8月30日(日)に衆院議員選挙が決定しました。民主党の勝利は確定的ですが、それでも、いまだガリガリ自民党支持者や公明党支持者が存在する以上、僕らは自らの選挙権を行使せざるをえないと思います。
 尼崎で立候補した田中康夫候補者には、早くも正体不明の車が尾行を始めたと日刊ゲンダイで報告していました。神ならぬ彼はその正体を伝えることはできませんが、彼を妨害して利益を得る勢力の手先に違いないでしょう。さてこれを創価学会の一団だと仮定すると、利害関係からすっきり正体がわかりますよね。
 僕は宗教を信じること自体は否定していないのです。何を信じても、それによってその人が幸せになれるのなら、他人がとやかく言うのは余計なお世話というものでしょう。しかし、その信仰によって他人に迷惑をかけることだけは、絶対にまずいと思います。
 創価学会やその支持政党たる公明党が自公連立政権の中で果たしてきた役割こそ、この他人に迷惑をかけることに他ならないと、僕は思っています。後期高齢者医療制度の採択にしても、年金問題のあやふや化にしても、すべて自公連立政権の下で行われたものです。自衛隊イラク派兵もそうだし、いまだおさまらない公務員の天下りや、天下り団体への巨額の税金の投入もそうでしょう。数え上げればきりがありません。
 ただ、この問題は、創価学会だけの問題ではない。自民党議員を支持している多数の宗教団体の問題でもあります。こうした宗教団体に対する僕の態度は、創価学会に対するものと同じです。だから創価学会だけが悪いわけじゃないともいえます。だからといって、創価学会も含めた彼らの罪が軽くなるわけじゃないんですけどね。
 日本に住む人々の大多数が幸福になるためには、すべての人に対する配慮が必要です。誰かが誰かを蹴落として、自分だけ幸せになる方法では不可能です。だから、特に恵まれていない人たちに対する配慮が優先されるべきでしょう。それをやろうとしているのは、残念ながら、自公与党ではなく、今の民主党を中心とした野党だと思います。
 大掃除の日は近づいた。都議会は、築地移転白紙化と新銀行東京の廃行に向けて大きく舵を切りました。つぎは、国政の番です。