大山加奈選手の引退

 日本で一番美人のアスリートといえば、僕にとっては、元全日本女子バレー代表であり、現東レの選手である大山加奈さんでした。そんな彼女の引退ニュースを聞いて、ショックであると同時に、今後の活躍と、ひよっとしたらあるかもしれない選手としての復活に期待したいと思います。
 全日本女子バレーといえば、以前は、江上(現丸山)選手のファンだったのですが、彼女はオリンピックでいつも日本が金メダルを競っていた時代の選手です。かわいかったんですよね。そして強かった。
 美人のアスリートだけならたくさんいると思うのですが、そのうえ強かった。大山選手も同じです。江上選手が技術ある選手なら、大山選手はパワーが際立つ選手で、その意味で日本チームでは際立った選手でした。
 彼女が、昨年の国際選手権で、観客席からにこにこしながら観戦していた姿は、あいかわらず美しかったのですが、どこかさびしげで、見ていて強く胸を打ちました。
 そして今シーズン、その始まりの数回戦にスタメンで出場して活躍したので、復活したんだと、すごく期待したのですが、疲労による腰痛かもしれないとして、休場してしまいました。そのあとNHKで彼女の復帰に賭けるドキュメンタリーが放送されたりしたのですが、非常に残念な結果です。
 彼女の強力なスパイクを支えた打球フォームが、腰の背骨に負担をかけ背骨が変形し、神経を圧迫していたことが、彼女の腰痛の原因であり、それを解決するため手術に挑みました。背骨の手術によって神経の圧迫を回避することはできるのですが、この手術後に復活したアスリートはいないという手術です。それに挑んだ彼女の勇気とバレーボールに対する愛に打たれたわけです。
 その後、彼女は腰に負担をかけない打球フォームの修正を行っていたのですが、修正できなかったか、それ以前に、腰の状態が予想以上に良くなかったのかもしれません。
 最後に、繰り返すけど、美しいだけでなく実力のあるアスリートは、男として応援しないわけにはいかない。そんな選手が、大山加奈選手でした。でも、本当を言うと、美しさだけでも他のアスリートの群れを抜いていたんですけどね。
 ついでに書くと、漫画『一騎当千』で登場したバレーボール選手のモデルは、大山加奈選手ではないかと思います。背の高さ、抜群の身体能力とパワーって彼女そのものです。
 がんばれ!加奈ちゃん!!