『生徒諸君!』最終話

 TVドラマ『生徒諸君!』(http://seitoshokun.asahi.co.jp/)の最終話を見ました。ついでに、さかのぼって撮りためておいた先週、先々週の録画も続けて見ました。堀北真希ちゃん、いい演技してました。本郷奏多くんも、いい感じだった。金髪のもう一人もよかったです。
 ともかく、思うのは、僕らはこうしたスーパー教師がいない現実の中で、ドラマ以上にくそったれの連中に囲まれて生きていかなければならなという前提でした。しかし、正義は行われなければならない。でなければ、僕らは本当に生きていけないような環境にいるということでした。
 インサイダー取引をしながら居座り続ける日銀総裁や、社会的弱者が生存ギリギリの線を越えて死を選ばざるを得なくなっているにもかかわらず、富める者と高級官僚、大企業経営者の税金を減税するという財政再建策をとっている自民・公明党政府、暴力を見て見ぬふりをする腐った官僚的な教育組織、そして議会と政府におもねって正義というものを忘れた裁判所など、数え上げればきりがない気がします。
 でも、他者を思いやる気持ちは、何も持たない市民が感じることだし、その同じ市民が、自分が強い者の側に回りたいがために狂った社会の味方をするそぶりをするとしたら、そうした態度からまず変えなければならないのではないかと思いました。
 その意味で、次の選挙は現状を変えるいい機会だと思います。
 教師役の内山理奈は、あの江戸時代の大奥で生き抜いた演技をしただけあって、このドラマでも逆境が似合っていた。
 今度は、ポップな感じになるはずの堀北真希の次の主演ドラマ『花ざかりの君たちへ』(http://wwwz.fujitv.co.jp/hanakimi/index.html)も楽しみです。