自己責任2

 今朝の朝日新聞、土曜版?別冊にも、性懲りもなく自己責任を語るコラムが載っていました。ですからもう一度書きます。
 ビートたけしもそうなのですが、こうした人質になった日本3人の自己責任を追及する言論に徹底的に欠けているのは、アメリカの対イラク戦争を支持し、現在のイラク占領を支持し、イラク復興援助活動としてはなはだ疑わしく非効率的なものである自衛隊派遣まで支持している現在の日本政府の責任にまったく言及しない姿勢でしょう。本当に責任を問われるなければならないのは、日本政府とそれを支持した国会議員多数派ではないでしょうか?
 だから、僕などは、こうした一見まともなイラク渡航NGO、記者の責任を問う言論こそが、体制翼賛的であり、まったく無責任な言論であるとしか映りませんん。
 こんなこと何度も書くのはバカらしいのですが、朝日新聞という国内を代表する大新聞の一つがこんなコラムを載せるのは、読者を舐めきっていると思わざるをえません。
 そういえば、僕はすでに、大手マスコミは死んだと書いていたのでした。本当の良識を示して欲しいものです。