民主党公明党のマニュフェストの要旨が朝日新聞朝刊に載っていた。改憲に賛成せずといった公明党の見解は評価できる。9条にしても、そのほかにしても自民党案は、これまでの人類がたどってきた人権の歴史を馬鹿にした内容だからだ。当然の選択というべきだろう。
 それ以上に重要なのは民主党のマニュフェストである。自民党よりはるかにまともな公約というべきである。政治資金の完全公開は前面から退いて後退だが、18歳以上に選挙権を与えるのは画期的な試みだろう。高校を卒業したら働く人も多いのだから、こうなるべきである。
 イラク完全撤退も、当然の公約である。
 以前、この日記に書いた、海外での交戦を許可する法案は前面から退いた。それも当然というべきだろう。
 民主党のマニュフェストは、もう一度ゆっくり検討する必要があると思う。だって、次期の日本国政権に限りなく近いのだから。
 それと面白かったのは、週刊文春の広告見出しだった。「金子勝財務大臣が無駄歳出を20パーセントカット」というものだ。本当にそうなればいいと思った。銀行経営者が本当に恐れるのは、あまちゃんの竹中ではなく、経営責任を徹底的に追及する金子だからだ。官僚に対しても同様だろう。