その他の本

戦後史の正体

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)作者: 孫崎享出版社/メーカー: 創元社発売日: 2012/07/24メディア: 単行本購入: 31人 クリック: 410回この商品を含むブログ (86件) を見る この本は、以前ブックメーターに紹介したのだけれど、そこで書かなかったことを…

倫理の行方−『これから「正義」の話をしよう』から始める考察

福島第一原発事故関係URL 武田邦彦(中部大学)ホームページ http://takedanet.com/ 実現させよう原発国民投票 http://kokumintohyo.com/ 板橋区子どもを被曝から守る会 http://itabashi-kodomo.jimdo.com/ グリンピース http://www.greenpeace.org/japan…

藻谷浩介『デフレの正体−経済は「人口の波」で動く』(2010・角川書店)

閣僚問責決議について 本の紹介の前に、ひとこと。仙谷、馬渕、柳田は、さっさと辞めるべきです。 問責されるだけのことをしているのだから辞めて当然です。菅はこいつらの首を切って、ついでに民主党幹事長を岡田から小沢に替えて、前原も首にして、早急に…

前島賢『セカイ系とは何か−ポスト・エヴァのオタク史』(2010・ソフトバンク新書)

セカイ系とは何か (ソフトバンク新書)作者: 前島賢出版社/メーカー: SBクリエイティブ発売日: 2010/02/16メディア: 新書購入: 28人 クリック: 641回この商品を含むブログ (68件) を見る 私が「セカイ系」という言葉に興味をもったのは、Rが「エヴァってセカ…

古田武彦『真実の東北王朝』(1990・駸々堂出版)

真実の東北王朝作者: 古田武彦出版社/メーカー: 駸々堂出版発売日: 1990/06メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る この古田氏の本は、仙台市にある多賀城碑文の偽作説をさまざまな角度から検討し、これが真作であると確認し、そ…

田中宏和『丸山真男の思想がわかる本』−その2

前回この本について書評を書きましたが、1点重要な部分を書き忘れたので、追加したいと思います。 これは、この本で、ただ1つ、僕がものたりない、いや論及が不足していると感じた部分です。 著者は「第4章 丸山真男における「国民主義」の問題について」…

田中宏和『丸山真男の思想がわかる本』(2007・秀和システム)

ポケット解説 丸山真男の思想がわかる本作者: 田中宏和出版社/メーカー: 秀和システム発売日: 2007/01/12メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 174回この商品を含むブログ (7件) を見る 最近よく読んでいるブログ『世に倦む日日』の作者のお勧め本である『ポ…

『デュラント 世界の歴史』全32巻

勇気、理性の尊重、真理に対する不滅の愛とをもって、人びとが経験を参考とし、権力者に惑わされて空想にだまされることがないよう励まそう。また各自がその本性と欲求と社会の利益に基づいた道徳観を持たなければならないということを知り、自己を愛し、徳…

アレクサンドル・ソクーロフほか『映画『太陽』オフィシャルブック』映画『太陽』オフィシャルブック作者: アレクサンドルソクーロフ,Aleksander Sokurov出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2006/07/26メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (48件) を見る

若い人は思うだろう。私とは関係ない遠い時代のお話だ。感じないフリをするために言い訳に「天皇」という設定を使うだろう。老いた人は史実と違うと指摘し続けるだろう。棚に上げるために。自分とは関係のない物語。無関係であった方が安全だからだ。 それが…

『歴史学事典−戦争と外交』第7巻(弘文堂・1999)歴史学事典〈7〉戦争と外交作者: 加藤友康,樺山紘一,岸本美緒,佐藤次高,山本博文,尾形勇,川北稔,黒田日出男,南塚信吾出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 1999/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

このブログのコメント欄で、ある人とレスを交換しているのだが、歴史的事実に関する共通認識が取れていないことを痛感した。 こうした問題については、ウィキペディアを基準にして、事実の概要をつかみ、ウィキペディアにおいて議論がある場合、歴史学的な文…

夏目房之助著『マンガは今どうなっておるのか?』(メディアセレクト・2005)

マンガは今どうなっておるのか?作者: 夏目房之介出版社/メーカー: メディアセレクト発売日: 2005/09メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブログ (64件) を見る 夏目さんの新作を今日読み終えた。 表題の割には現在を代表する作品が網羅的…

エマニュエル・トッド『帝国以後‐アメリカシステムの崩壊』帝国以後 〔アメリカ・システムの崩壊〕作者: エマニュエルトッド,石崎晴己出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2003/04/30メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 57回この商品を含むブログ (58件) を見る

タイトルと関係のない話になったが、実は最近やっとエマニュエル・トッド『帝国以後‐アメリカシステムの崩壊』ISBN:4894343320。日本もアメリカ以後のことを、本当にまじめに考えなければならない時期になったと思ったからです。まさに欧州の春、ワシントン…

小沼賢司『ユートピアの鎖−全体主義の歴史経験』ユートピアの鎖―全体主義の歴史経験作者: 小沼堅司出版社/メーカー: 成文社発売日: 2003/10/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

小沼賢司『ユートピアの鎖−全体主義の歴史経験』(成分社・2003、 ISBN:4915730417)。この本は、いわゆる社会主義国の独裁体制を、スターリン時代と、その死後の後期全体主義体制とに分け、その成立と維持の課程を分析し、ジョージ・オーウェルやアンドレ・…

藤原帰一『「正しい戦争」は本当にあるのか−論理としての平和主義』「正しい戦争」は本当にあるのか作者: 藤原帰一出版社/メーカー: ロッキング・オン発売日: 2003/12/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 47回この商品を含むブログ (48件) を見る

藤原帰一『「正しい戦争」は本当にあるのか−論理としての平和主義』(ロッキング・オン・2003、ISBN:4860520319)。この本は前から気になっていたのですが、はてなダイアリーでid:toni-tojadoさんが読まれていたのを見て、自分も買いました。 この本の一番の…

正井泰夫監修『東京−小さな隠れ名所』東京小さな隠れ名所作者: インターナショナルワークス,正井泰夫出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2004/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

本では、正井泰夫監修『東京−小さな隠れ名所』(幻冬社・2004、ISBN:4344004620)。これは以前からずっと寝る前に読んでいた本なのですが、散歩の参考本です。昨日は初めてこの本に載っている板橋と縁切り榎に行ってきました。近藤勇の墓を見学したついでに…